鈴木誠也
カブス ・ #27 ・ 野手
すべての数字は、野球の歴史に刻まれる。
日本人のためのベースボールアーカイブ
● 成績データはMLB公式APIから毎日更新 ● 記事は題材を選び、数字を検算したうえで執筆
9月5日(日本時間6日)、ホワイトソックスの村上宗隆が30号2ランを放った。日本人選手がMLB1年目に打った本塁打としては、大谷翔平の22本(2018年)を8本上回る最多。同じ年に岡本和真も28本を積み上げており、松井秀喜から城島健司、大谷と15年かけて6本しか動かなかった記録が、1シーズンで二重に塗り替えられた。ただし打率は.211で、30本に届いた日本人9シーズンのなかで最も低い。384打数での30本は、打率.215以下で30本以上に届いた過去20例のなかで最も少ない打数だった。打球になった打席の割合は47.9%で、これは350打席以上の215人でMLB最少にあたる。
8月22日、当サイトが大谷翔平とピート・クロウ=アームストロングのMVP争いを並べたとき、総合貢献度fWARの差は1.37だった。それが12日で2.51に開いている。1.8倍である。しかも当時ほぼ互角だった打撃の生産力で、いまクロウ=アームストロングが13.5ポイント上回る。この24歳が今年になって最も大きく変えたのは、ボール球を振る率だった。45.6%から35.3%へ。2年続けて300打席以上に立った182人の中で、減少幅は2位を4.7ポイント引き離した1位である。一方で守備は去年と同じOAA24のまま、MLB1位タイ。そして40本塁打40盗塁まで、あと1本と8個のところにいる。
8月30日のタイガース戦、大谷翔平は5打数無安打。最後の本塁打は8月18日で、そこから10試合連続でアーチが出ていない。40打数5安打、打率.125、打点0。ところが1球ごとの計測データを開くと、スイングの速さはむしろ上がり、空振り率も選球も8月18日までとほとんど変わっていない。消えていたのは「バレル」と呼ばれる1種類の打球だけだった。今季の大谷の本塁打30本は、例外なくこのバレルから生まれている。
8月28日、ロッキーズの菅野智之は4回10安打6失点で敗れた。その前日、同じトゥルイスト・パークで同じブレーブス打線と対峙した山本由伸は、6回1/3を1失点8奪三振に抑えて負け投手になっている。当サイトが2人を並べた8月4日の時点では、菅野が11勝4敗、山本が11勝7敗だった。ところが翌日以降、菅野は1勝4敗。援護点は菅野2.80点、山本2.50点とほぼ同じ水準まで落ちている。同じ12勝8敗に並んだ2人の防御率は、菅野5.23、山本2.56。
ホワイトソックスの村上宗隆が8月に入って打率.144と沈んでいる。24試合107打席で41三振。それでもシーズンのOPSは.860で、規定打席に到達した138人の中で18位に残っている。1球ごとの計測データを開くと、村上は空振り率42.0%でMLB1位、強く打った打球の割合58.2%でもMLB1位に立っていた。この2つを同時に取った打者は、Statcastが公開された2015年から2025年までの11シーズンに一人もいない。このままシーズンが終われば、村上が最初になる。そして打率が上がらない理由は、ライナーの割合にありそうだ。
ドジャースのロバーツ監督が25日、大谷翔平の復帰登板が30日のタイガース戦になる可能性に言及した。7月3日を最後にマウンドから離れて8週近く。中断した時点の成績は14登板8勝2敗、防御率1.79で、80回以上を投げ10試合以上に先発した142人の中で2位に立っている。ところが奪三振率は16位。エンゼルス時代のような、三振で押し切る投球ではなくなっていた。1球ごとの計測データを開くと、打球の速さは変わっていないのに、ゴロの割合だけがキャリアで初めて5割を超えていた。
史上唯一の二刀流二人を、通算・最高シーズン・同年齢で全比較。
開く →最大6人を「メジャー◯年目/年齢」でそろえて重ねる。大谷×イチローも。
開く →全28指標のMLB歴代通算・1シーズン記録と、日本人が歴代でどこに食い込むか。
開く →野茂からイチロー、松井まで年代で辿る。
開く →1964年の村上雅則から78人。30球団すべてに日本人がいる。29年の空白も。
開く →歴代王者・球団別優勝回数・WS通算本塁打・歴代MVP。松井秀喜と山本由伸の日本人MVPも。1903年からの全715試合を集計。
開く →勝利通算49。節目の「50勝」まで残り1勝で王手。日本人選手では屈指のペースで、達成すれば大きな一里塚になる。
カブス ・ #27 ・ 野手
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| PIT | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 7 | 1 |
| CHC | 0 | 3 | 2 | 4 | 0 | 2 | 1 | 0 | 12 | 16 | 0 |
CHC ・ #18 ・ 投手
勝ち投手

LAA ・ #16 ・ 投手
勝敗つかず

9/12 離脱 ・ Los Angeles Dodgers placed TWP Shohei Ohtani on the 15-day injured list retroactive to September 8, 2026. Right biceps inflammation.
8/28 離脱 ・ Los Angeles Dodgers placed RHP Roki Sasaki on the 15-day injured list. Right middle finger blister.
8/17 離脱 ・ Boston Red Sox placed DH Masataka Yoshida on the 10-day injured list. Left hamstring strain.